私たち、くむんだー郡上は、同じ目的を持った仲間と共に活動しています。
20代の頃に、登山や旅でアジア、南米、ヨーロッパ、中東などの30ヶ国を訪ね歩きました。現地で生活をしていたり、同じく旅をする各国の若者と語り合う中で気付いたことは、「自分の中に日本文化と呼べるものや、日本人として誇れるものは果たしてあるのだろうか?」ということでした。その思いが、日本の伝統建築の大工になる、という目標につながっていきます。
あれから30年が過ぎました。やっと自分の言葉で日本の伝統建築のことや、その素晴らしさを語れるようになりました。日本の伝統建築に携われるのは、日本人としての誇りでもあります。「くむんだー郡上」を、時代が平成から令和に入れ替わる、この記念すべき年に立ち上げました。
次なる目標は、日本の伝統建築の技術を持続可能な社会の実現に活かすことです。郡上や岐阜の皆さんため、そして世界の人々に向けても日本の伝統建築の素晴らしさを発信していきたいと思います。
<アドバイザー>
美谷添 里恵子 / Miyazoe Rieko
白鳥林工協業組合 代表理事
岐阜県 郡上市
石ヶ谷 繁樹 / Ishigatani Shigeki
白鳥林工協業組合 総務・営業主任
岐阜県 郡上市
飛騨の秀でた山と美濃の清らかな水を象徴として「飛山濃水」と言われる岐阜県。その両方の長所を持った「郡上」の中心を流れる長良川は、沿岸に多くの恵みを与えてきました。
郡上の先人たちは、山と川の恵みを受け、苦労と愛情を山に注いできました。私たちは、先輩方が育てた美しい山々に囲まれ、この山の恩恵のもと生きています。苗木を植えてから、伐り出すまで何十年。木の一生を見届けられる私たちだからこそ可能な仕事があります。
自然の恵みを大切に、木1本を余すこと無く全てを使い切りたい。感謝の気持ちを込め、丁寧に作った「長良杉パネル」を中心に、林業・製材・木材加工を行う会社です。
『みなさん、木は大好きですか!?』
香りや肌触り、ぬくもりなど、もっともっと木の色々なことを見たり、触ったり、感じたりしてほしいです!
余計な知識はまったく必要ありません。
まずはご自身の直感だけで「木って何かいいなぁ」というところから始めませんか。
それがあなたの秘めた感性を養ってくれるはずです!
「楽しい!」「なんかいい匂いがする」
初めて参加した、くむんだー郡上のワークショップで子どもたちにそう声を掛けてもらえてとても嬉しかったです。
僕は幼い頃から木に囲まれて生活してきました。そして身近な木を使った伝統的な家造りがとてもカッコよくて「いつか自分もこういう家が建ててみたい」と憧れるようになりました。しかし今、そんな家造りが減っていて、木を使う家すらも少なくなっています。自分の生活に当たり前にあったモノがいずれ消えてしまうのかなと考えると寂しくなります。そうならないために皆さんに木の良さを知ってもらいたいです!
くむんだーは実際に自分たちでジャングルを作ってみて、木の暖かさや、強さを体感することが出来ます。僕も完成したジャングルジムを初めて触ったとき、「こんなにしっかりしているんだ!やっぱり木って凄いな」と驚きました。このくむんだーを是非、たくさんの方に体験してみてほしいです!
そうやってまずは木の良さを知ってもらって、家具でもおもちゃでも皆さんの生活に木の存在が増えていってくれると嬉しいです。「木っていいなぁ」「木で出来た何か、買ってみようかな」くむんだーを体験した方にそう思って頂けるよう頑張ります!
<協賛>
ワークショップ等の活動に対して、ご支援ご協力いただける企業様や団体様を随時募集しております。詳しくは下記フォームよりお問い合わせください。
くむんだー郡上では、ワークショップを開催させていただく場合、原則有償とさせていただいております。
当日はスムーズな進行のため、専門的な知識や経験を持った講師に加え、補助のスタッフ数名(子どもたちの参加人数による)で対応いたします。そのためワークショップ実演の費用とは別に「人件費」をお願いしております。また、“くむんだー”の部材や組み立て道具などの「運搬のための費用(交通費)」もワークショップ毎にご協力いただいております。
ただ、ご依頼者のご事情やお考えも最大限考慮いたしますので、もしご相談ごとがありましたら、お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡下さい。
尚、上記活動に関する費用につきましては、私たち「くむんだー郡上」が活動を継続的に行っていくために必要な経費となります。くむんだー協会所属の他団体が定める費用はと同じではありませんのでご注意ください。
以上、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。